世界の大学を紹介する記事です。進路先を日本の大学だけで絞るのはもったいない!!これから進路を考えている高校生、社会人で海外の大学や院で学び学位をとりたい方に読んでほしいです。今回、紹介するのはイギリスの『University of Warwick』です。実際にこちらの大学に留学している野原樹斗さんのインタビューを通して大学生の目線で大学を紹介します。
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野原さんは、海外に留学している学生とこれから留学をしたい人がチャットボックスで相談できる留学のSNSサービス「留学コンパス」を始めました。これから留学する人にとって現役留学生から無料で相談できるのでオススメのサービスです。

1. 簡単な自己紹介をお願いします。

野原樹斗(のはらたつと)現在21歳です。イギリスのUniversity of Warwickで経営管理学(Management)を専攻しており、学部2年次の今学期は休学して日本で起業し、留学希望者支援のコミュニティサービスを運営しています。趣味で言えば、サッカーを高校時代はずっとやっていて、Manchester Cityというチームをサポートしています。
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野原さん

2. なぜイギリス?なぜこの大学に進学をきめたのですか?

イギリスでは、一部を除いて高校生から自分が学びたい専門を決めることが求められており、大学では一般教養課程がなく、いきなり専門性の高いことを学ぶことができます。自分は留学を決めた当時、大学で学ぶなら経営系を勉強すると決めていたので、無駄なく最短距離で自分の勉強したい領域の専門性を身につけることができるのはイギリスだと考えました。今では、いろいろな事柄に興味が出てきて、リベラルアーツ色が強い総合大学で学ぶ選択肢も、もっと深く考えるべきだったと少しだけ反省しています。
大学をUniversity of Warwickに決めた理由は、大学側がウェブサイトで発信している情報や大学長による公演の内容を見たときに、自由な気風でかつ生徒ファースであることを意識している大学だなと感じたのがきっかけです。実際、まだ設立されてから50年程度しか経っていないのにも関わらず、国内及び世界ランキング上で上位に食い込む学部、院もあり、経営学系もその一つだったので、深く迷うことなくこの大学に決めました。新進気鋭な雰囲気は、大学全体として新しい仕組みや最新のリソースを積極的に取り入れようという姿勢につながっていると思います。

3. 大学を紹介してください。

ロンドンから北に1時間ほど行ったCoventryという田舎に、広大なキャンパスを持つ大学で、学生数は2万人程度。キャンパスの建物は概してモダンなデザインで、毎年様々な新しい施設が作られています。
大学の学問的強みを挙げると、国内外から特に評価が高い学問分野は数学や経済学で、院以上を中心したBusiness Schoolも高い評価を受けていると思います。規模は大きい大学ですが、しっかり1モジュールごとに教授によるレクチャーと、少人数制(10人〜20人)のセミナーが設けられており、セミナーではディスカッションを基本とした授業が行われています。海外大学では当たり前かもですが、図書館やBusiness Schoolは24時間解放されていて、静かな田舎で勉強に集中するための完璧な環境が整っています。その他にこの大学の特徴として、各国からの留学生の全体にする割合が高く、本当に多種多様な国からの留学生と知り合うことができます。

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キャンパス
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寄宿舎

4. 専攻について詳しく教えてください。

Managementを専攻していて、主に経営に関わること全般を一通り勉強することができます。詳しく説明すると、セオリーベースで取り組む授業と、ケーススダティやチームプロジェクトをベースとする授業の2パターンに分けられます。前者では会計の基礎、企業活動を中心に据えた経済学、より社会学に近い「企業文化」や「モチベーション管理」などに関するセオリーを学ぶことができました。後者には、実社会でも使われるマネジメントフレームワークを選んだ特定の企業の活動を分析する授業や、チームでビジネスアイデアを考えて、それを勉強したフレームワークや会計知識を用いながら投資家向けプレゼンに落とし込むプロジェクトなどがありました。このプロジェクトでは、第一線で活躍している起業家の方がメンターとしてついてくれ、壁打ちを行なってくれるという豪華なもので、知識を本格的に実践することができてよかったです。

5. 大学の選考ついて教えてください

日本の高校の普通単位からイギリスの大学へ直接進学する際は、基本的には、Foundation courseという留学生用コースを1年間履修するルールになっています。Foundation courseでは、イギリス国内で高校単位を履修している学生が学ぶ領域をカバーしつつ、英語力を補完することを目的にしています。そのコースに対する選考が、自国の高校単位での成績、自己アピールエッセイ、英語力のテスト(IELTS 6.0~6.5)を基準として行われます。この選考自体はそこまで難しいものではありませんが、foundation courseから学部に上がる際に、foundation courseでの成績と英語力のテスト(IELTS7.0~7.5)を基準として再度出願する必要があり、こちらの要求はそこそこ高かったですね。僕自身は高校3年の夏に海外大学出願を決めたので、そもそも準備期間が足りない部分もあったので、英語力含めfoundation yearでその不足をカバーすることができたのはとても有益だったと感じています。

6. フリータイムは何をしていますか?

Japan Society という日本文化の発信を軸とした活動を行う学生グループがあり、その活動に参加していました。主に日本人が中心となって、「寿司」や「お酒」の文化を発信したりするものです。マイノリティとしての共感からなのか、日本人同士では家族のように仲良くさせてもらっていて、休学中の今でも色々とお世話になっています。
他には、香港のサッカーチームに友達の紹介で参加してみたり、現在起業するに至ったサービスの原型を作ろうとして失敗したりしていました。

7. 面白い出会いはありましたか?

24歳のイタリア人の友人と親しくしていたのですが、彼の父親がイタリアで経営している会社がイギリス、ドイツ、スペインでの海外子会社展開をした経験を持っている異色の経歴の持ち主でした。彼とは、一緒にエッセイ課題に取り組んだり、彼自身が一度経営を経験した人間として感じる「経営学」を学ぶ価値などについて議論したり、イタリアまで遊びに行ったり、すごく濃い時間を共に過ごし、心から「親友」だと呼べる関係になることができました。
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大学の友達と

8. 現地での生活は快適ですか?現地で困ることはなんですか?

一年目は、友人から英語の発音で “r” と “l” の違いが表現できないことを馬鹿にされたり、イギリス訛りが聞き取れず地元の店などでコミュニケーションを取るのに苦労したりしました。こういう苦労は時間が解決してくれるので、徐々にしっかりコミュニケーションを取れるようになってくると、悔しさが充実感に変わっていき、快適に生活できるようになりました。現地で困ることとしては、イギリスは「食」が充実していないので、日本食が大好きな僕にとっては少し辛かったですね。

9. 目標を教えてください。

現在は休学していますが、大学にいる時に据えていた目標としては、実務的な知識は実社会で使えるレベルにすることと、授業で学ぶセオリーをできるだけ自分の興味がある事業体や、自分自身が考えていたサービスに当てはめることでした。当たり前といえば当たり前なのですが、せっかく留学していているのに、テストの点数や成績を追いかけるだけで終わってしまうのは意味がないと思っていたので、自分が楽しみながら学べるように意識しました。現在は、運営しているサービスをより多くの人に届け、会社を存続させるための仕掛けを作ることが全てです(笑)。

10.海外に進学を考えている学生に一言お願いします。

留学に関するサービスを運営しているのでポジショントークになってしまいますが(笑)、留学の一番の魅力は、多種多様な価値観を持っている人々とぶつかることで、ずっと同じ国で過ごすことで知らぬうちに築かれた価値観を壊してくれることだと思います。これは自分の可能性を広げてくれることに直結すると思うので、まずは一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
もうすでに具体的に考え始めている人は、「自分が学びたいことは何なのか」「自分が心から楽しいと思える学問分野は何なのか」「学んだことをどう生かしていきたいのか」を現時点でどう思うかをできる限り深掘りしてから進路決定をすると、より有意義な留学につながるかと思います。

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